NHKの朝のニュースで
「行き場のない障害者」待機状態解消するには

という特集番組が放映されました
ネット記事はこちらです
重度知的障害や自閉症のある方々に限らず
ダウン症候群のある方や知的障害のある方が
親亡き後にどこに住むのか
これは10年以上前から問題視されていて
何度も報道されているのですが未だに解決の
糸口さえ見つかっていません
ここにきてようやく、施設やグループホーム
の待機者が2万2千人を越えるという具体的な
数字が出てきましたが、専門家によれば、
これは氷山の一角の数字だそうです
「令和5年度版 障害者白書(全文)」で検索を
すると、一番最後に「障害者の状況」という
項目が出てくるのですが、そこには障害者の
総数と在宅者数、施設入所者数が示されています。
令和5年度の統計調査では
知的障害のある方の総数は109.4万人。
在宅者数は96.2万人と、実に87.93%
の知的障害のある方々が
在宅で親と同居しています。
親だけではなく、きょうだいと同居して
いるケースもあります。
今年5月に厚労省は新たに調査をしたところ
知的障害のある方の総数は114万に増えていて
全体の64%が親と同居しているという結果が
出たそうです。
また、この調査では自治体が“待機障害者”
の全容を把握しきれていない実態が分かり、
NHKさんが独自に
障害者の暮らしの場に関する課題
を尋ねたら、市区町村の担当者からは
「国の方針に沿って障害者の入所施設から
グループホームへの移行を進めているが、
障害が重い方の受け皿が足りないので、
地方自治体や民間事業者の負担ばかりが
増している」
「グループホームが多く作られても、重度障害
に対応できる専門性がなく、受け入れられない
という事業所がほとんどなので、入居先が見つけ
られない方が多くいる」
など、重度の知的障害者の暮らしを支える環境が
整備されていないことが浮き彫りになりました。
重度であれ中等度であれ、知的障害のある方たち
が生きる場所を作ると同時に社会の整備(知的障害
のある人を知る機会)が必要だと思っています。
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